3月27日(水)、フランスから約10年ぶりにミシェル・コット氏を招き、錦帯橋の世界遺産登録に関する国際的目線での検証を行うとともに、登録推進活動に対する国際理解を広げることを目指して「錦帯橋世界遺産国際意見交換会」を開催しました。
意見交換会には、国内専門家の小林一郎氏、岡田保良氏が出席し、錦帯橋の顕著な普遍的価値(OUV)や世界遺産登録に向けての今後の課題等について国内外の視点からの意見交換が行われました。
ミシェル・コット氏から、昨年12月に文部科学省に提出した提案書について「よくまとめられている」と評価をいただき、その上で解決しなければいけない課題や新たな価値付け(技術や材料、史料等の無形の価値)、管理の観点における地元住民の関わりの重要性などのご意見やご助言をいただきました。
今後も、錦帯橋の価値や魅力について国際的な理解を得るための様々な活動や情報発信に取り組んでいきます。
☆錦帯橋世界遺産国際意見交換会出席者
ミシェル・コット氏(ナント大学名誉教授、イコモスパネル委員、世界遺産コンサルタント)
小林 一郎氏(錦帯橋世界文化遺産専門委員会委員長、熊本大学大学院特任教授)
岡田 保良氏(一般社団法人日本イコモス国内委員会委員長、国士舘大学イラク古代文化研究所教授)
26日視察(錦帯橋、徴古館、吉川史料館など)
26日勉強会
27日視察(備蓄林、関戸倉庫)
27日錦帯橋世界遺産国際意見交換会