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錦帯橋1/5模型の組立体験イベント&世界遺産登録推進PRパネル展を開催しました。

4月22日(土)に、フレスタモール カジル岩国内のユニクロさんの隣の駐車場で、岩国市錦帯橋課による錦帯橋の1/5模型を組み立てる体験イベントを開催しました。また、そのイベントに合わせて、世界遺産登録推進PRパネル展も開催しました。

模型組立では、主に買い物やお食事でお越しになった家族の子どもたちを対象に参加していただき、完成後には、錦帯橋模型の上に乗って記念撮影をしていただきました。最初、怖がって模型の上に座っていた子が、しばらくして「もう一回乗りたい!」と、何度も乗りに来るシーンもありました。
1673年の創建から今年で350年を迎える錦帯橋の構造の凄さなどを、体感していただけたことと思います。

また、パネル展では、説明文をじっくり読んでいただき、職員に熱心に質問をされる方もいました。

令和5年3月30日 第25回錦帯橋世界文化遺産専門委員会が開催されました。

3月30日(木)に岩国市役所で、第25回錦帯橋世界文化遺産専門委員会が開催されました。

最初に、令和4年度の取組として、国際オンラインミーティングの開催などについて、岩国市から報告されました。
続いて、錦帯橋が創建されてから350年を迎える今年の取組として、海外専門家の招聘などの計画が示されました。

錦帯橋世界遺産国際オンラインミーティングを開催しました。(令和4年12月15日)

12月15日(木)に、錦帯橋の世界文化遺産登録に向けて国際オンラインミーティングを開催しました。
ミーティングでは、海外専門家3名(ギリシャ、スペイン、チリ)と国内有識者10名で、錦帯橋の価値(OUV)や真実性(オーセンティシティ)について意見交換を行いました。

次のステップとして、海外専門家を日本に招聘し、実際に錦帯橋を見ていただき、ご意見やご助言をいただきたいと考えております。

~参加者~
【ギリシャ】
〇Eleftheria Tsakanika 氏(イコモス国際木の委員会エキスパートメンバー、アテネ国立工科大学准教授)
【スペイン】
〇Mikel Landa 氏(イコモス諮問委員会委員長、Landa-Ochandiano建築設計事務所長)
【チリ】
〇Angel Cabeza 氏(イコモス無形文化遺産国際委員会副委員長、サンティアゴ・デ・チレ市文化遺産都市局長)

【日本】
〇岡田 保良 氏(国士舘大学名誉教授、一般社団法人日本イコモス国内委員会委員長)
〇腰原 幹雄 氏(東京大学生産技術研究所教授)
〇後藤 治 氏(工学院大学理事長・総合研究所教授)
〇小林 一郎 氏(熊本大学特任教授、錦帯橋世界文化遺産専門委員会委員長)
〇清水 重敦 氏(京都工芸繊維大学教授)
〇西山 徳明 氏(北海道大学観光学高等研究センター教授)
〇マルティネス アレハンドロ 氏(京都工芸繊維大学助教)
〇八百板 季穂 氏(岡山理科大学准教授)
〇渡辺 浩 氏(福岡大学教授、錦帯橋世界文化遺産専門委員会副委員長)
〇西 和彦 氏(文化庁文化資源活用課文化遺産国際協力室主任文化財調査官)

事務局:山口県世界文化遺産推進室、岩国市錦帯橋課

藤河小学校で錦帯橋課職員による出前授業が行われました

11月24日(木)に岩国市立藤河小学校で、3年生を対象に、錦帯橋課職員のサポートのもと、錦帯橋の5分の1模型の組立体験が行われました。

部材が組み合うことで、錦帯橋と同じ構造が徐々にできあがっていくと「楽しい!」という声が上がっていました。初めは慣れなかった組立作業も、段々、ひとりひとりが積極的に参加するようになり、無事に模型が完成しました。

最後に、完成した模型に2人ずつ乗ってその強度を確かめました。児童のみなさんからは乗ったら壊れるのではないかと心配する声もありましたが、実際に乗ると想像以上の安定感に、笑顔が見られました。

岩国小学校で錦帯橋課職員による出前授業が行われました

岩国市立岩国小学校の4年生を対象に、錦帯橋課職員による出前授業が10月6日(木)、7日(金)に行われました。

1日目は、実際に錦帯橋を前にして、その歴史や構造などの説明が行われました。その歴史を学びながら眺める錦帯橋は、児童にとって普段とは違った印象を受けたのではないかと思います。

2日目は、「錦帯橋の世界遺産と横山・岩国の町」をテーマに、クイズを交えながら授業が行われました。授業では、世界遺産登録に向けた取り組みや、錦帯橋とその周辺の町や自然を守ることの大切さについて学びました。

児童からは、「錦帯橋や周辺の町・自然のすばらしさを家族や友達と共有して広めていきたい」、「錦帯橋のある風景を守っていきたい」、といった感想を多くいただきました。自分たちがどのように錦帯橋と町と関わり、その価値を未来に伝えていくべきか考える機会になったと思われます。

装港小学校で錦帯橋教室(岩国商工会議所青年部主催)を行いました

9月22日(木)に岩国市立装港小学校で錦帯橋教室が行われました。
錦帯橋教室は2部制で開催され、第1部(7月13日)では、3年生・6年生を対象に錦帯橋課職員による授業が行われました。今回の第2部では、5年生・6年生を対象に錦帯橋の5分の1模型の組立体験が行われました。

児童は、錦帯橋課職員のサポートのもと、部材を一つ一つ組立てていく作業に真剣に取り組んでいました。真っ直ぐな木材を組み合わせる事で徐々にアーチが出来上がり、最後に実際に模型に乗って、その強度を確かめました。
児童からは、錦帯橋の構造を学びながら、みんなで1つの大きな作品を完成することができ、喜びの声が上がっていました。

錦帯橋が他に類を見ない構造であることについて、理解を深めることができたと思います。

錦帯橋学校が開催されました。

令和4年8月7日(日)に、岩国市役所にて錦帯橋学校が開催されました。

今年は小学生12名、中学生3名が参加し、錦帯橋1/5模型の組立や錦帯橋の構造と同じ木組み技法を模したタブレットスタンドの製作、カンナ削り体験が行われました。
児童生徒の皆さんは、保護者や講師の手を借りながら真剣な表情で組立と製作に取り組み、完成した模型の上に乗って、頑丈な構造に驚きを感じていました。

木に触れて親しんでもらうとともに、錦帯橋の魅力を身近に感じてもらえるよい機会となりました。
また、当日は錦帯橋世界遺産登録推進PRパネル展が合わせて開催され、錦帯橋学校参加者にご覧いただきました。

本協議会の第7回会議を開催しました。

令和4年7月7日に山口県庁(山口市)で錦帯橋世界文化遺産登録推進協議会の第7回会議を開催し、昨年度の事業報告及び決算報告と本年度の事業計画案及び予算案が承認されました。

特に今年度の取組としては、国において世界遺産の登録候補が記載される暫定一覧表の見直しが検討されている中、錦帯橋の世界文化遺産登録に向けての課題の一つである国際的な合意形成を図っていきます。
具体的には、来年度に海外専門家を招聘しての現地視察を含めた意見交換会等を検討しており、今年度はその開催に向けて、まずはオンラインで錦帯橋の顕著な普遍的価値(OUV)及び真実性等の説明を行い、海外専門家からの意見を求めることを計画しております。

令和4年3月21日 第23回錦帯橋世界文化遺産専門委員会が開催されました。

 3月21日(月・祝)岩国市役所で第23回錦帯橋世界文化遺産専門委員会がハイブリッド形式で開催されました。

 委員会では、「名勝錦帯橋保存活用計画」の文化庁長官認定、「錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観」の重要文化的景観への選定及び錦帯橋世界遺産登録推薦書案作成部会(以下、部会)の取組状況について事務局から報告され、部会での検討内容(OUVと評価基準の要約文章、OUVを伝える属性(Attribute))について協議が行われました。

令和3年12月19日 錦帯橋世界遺産セミナー2021を開催しました。

12月19日(日)10時から岩国国際観光ホテルにて「錦帯橋世界遺産セミナー2021 錦帯橋におけるオーセンティシティ(真実性)」を開催し、110名の方にご来場いただきました。

セミナーでは、架け替えによって継承されてきた錦帯橋におけるオーセンティシティ(真実性)の考え方について、理解を深めていただくため、錦帯橋の世界遺産登録に向けてご尽力いただいている2名の先生による講演を行いました。

【講演1】『世界における木造建築遺産の保存・継承方法とオーセンティシティ(真実性)』
      講師:マルティネス アレハンドロ 氏(京都工芸繊維大学助教)

【講演2】『錦帯橋におけるオーセンティシティ(真実性)』
      講師:清水 重敦 氏(京都工芸繊維大学教授)

各講演の模様は本HPのギャラリー内の動画ページ(下記URL)で視聴できますので、ぜひご覧ください。
ギャラリー(動画)→ https://kintaikyo-bridge.jp/galley/movies/

今後も本協議会では、錦帯橋の価値や魅力についてのさまざまな活動や情報発信に取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。